SV650ABSのステムベアリングを交換したよ。

SV650ABS ステムベアリング交換

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節目の距離になったので。


走行距離が節目である30,000Kmとなったので、ステムベアリングを交換していきます。


まず準備するものを紹介します。


アッパー側ベアリング

ロア側ベアリング

シール

ステムベアリングレースツール

これはステムからレースを外すのに使います。




ステム周りの分解。

ホース類取り外し中
木枠の上にタオルをいっぱい重ねてる

ステム周りを整備するのに邪魔なので、最初にタンクを降ろします。

キャリパーとホイールを外す
フェンダーを外す
フロントフォークを外す

リフトアップしたら、キャリパー・ホイール・フェンダー・フロントフォークを外します。

※フロントフォークの外し方はこちらを参照下さい。

メーターを養生する
ステムヘッドナット:締付トルク90Nm

ハンドルクランプボルトをゆるめてハンドルを前方にずらし、トップブリッジを固定しているステムヘッドナットを30mmのレンチでゆるめます。

脚立とタイダウンベルトで吊る
腹下をジャッキで支える

ここまできたら、車体を浮かせてフロントのメンテナンススタンドを外していきます。


自分は脚立にタイダウンベルトをかけて車体のフレームで吊る+エンジンの腹に角材をかませてジャッキで支える方法をとっています。


どちらか片方でもいいのでしょうが、万が一外れてエンジンやフレームにダメージがあるとイヤなので保険の意味で2重にしています。

車体右側のタイラップを切る
ヘッドライトブレースの固定ボルト

車体を浮かせたらイグニッションのケーブルを束ねているタイラップを切り、トップブリッジを外します。


また、ロアブラケットに固定されているヘッドライトブレースとブレーキホースのボルト類も外します。

まとめてタイダウンベルトで吊りあげる

これでトップブリッジ・ヘッドライト一式(メーターとウインカー)が外れるのですが、そこそこ重量があるのでこのままぶら下げていると負荷がかかってしまうので、タオルでまとめてタイダウンベルトで吊っておきました。

ロアブラケットが外れた

ロアブラケットがフリーとなったので、ステムナットをゆるめます。


ステムナットを外すとそのまま落下してしまうので、しっかりと手で支えておきます。




ステムベアリング交換。

ロア側のベアリング

ステム周りがバレたので、ロア側のベアリングから交換していきます。

タガネでぶったたく
少しづつ抜いていく

このベアリングしっかりとハマっているので、シャフトに傷つけないように気を付けながらタガネで叩いて抜いていきます。

シールもぐしゃぐしゃになる

ベアリングを抜くのはそんなに難しくなかったですね。

必殺:塩ビパイプ

大変だったのは新しいベアリングを入れる時です。


塩ビのパイプを使ったせいなのか、力が上手くベアリングに伝わらずにシャフトの下までなかなか入っていきません…。

あともう少し

嫁ちゃんとふたりがかりで汗だくになりながら、なんとか根本まで入れました(^v^)専用工具欲しいな

アッパー側レース
ロア側レース

続いてレースを交換していくのですが、今のレースにはかなり痕が付いていました。


嫁ちゃんの数回の立ちゴケアタック+ノングリスアップで4年も経過しているのでこんなもんなのかな?

このレースを外すためだけの工具なのよ
セット完了

ここで準備していたステムベアリングレースツールを使います。

抜ける時に飛んでいかないように注意

レースにツールをひっかけて反対側から叩くものなのですが、専用工具だけあって秒で抜けました。

並べてみた
軽く手入れする
残像拳

新しいレースはステムに対してまっすぐにして、角材の上からハンマーで叩いていきます。

曲がってしもーた

レースが曲がってしまうと奥まで入っていかないので、この時はステムベアリングレースツールで抜いてから再度入れ直します。

角材アタック
もうちょっと奥まで入れたい

ロア側のレースはフレームより少し奥まっていて角材のままでは叩きづらいので…

こんな使い方すると危ないよ
ステムにハマらないように削る
古いレースアタック

外周を少し削った古いレースを使って奥まで入れました。(外周を削らないと古いレースがまたステムにハマっちゃうよ)

ロア側も完了
回しながらたっぷりと塗る
新車の時もこれぐらい塗ってあればいいのにね

レース交換が完了したので、ベアリングにたっぷりとグリスを塗ってロアブラケットを組んでいきます。


グリスは転がり軸用のウレアグリスを使っています。


ステムナットは一旦フックレンチで軽く締めてからもう一度ゆるめて、手で軽く締めるぐらいでOKです。

朝から始めたのに暗くなってきてしまったよー

後は外した時と逆の手順でフロント周りを組んでいけば、ステムベアリング交換は完了です!




まとめ。


ステムベアリング交換後は車体の押し引きだけでもわかるぐらい動きがよくなりました。


フロント周りをバラバラしないといけないので手間がかかりますが、ステムベアリングは定期的に交換したいですね。

最後にもう一度締め忘れチェック

とりあえずグリスの状態がどうなっているか、1年後ぐらいにもう一度開けてみたいと思ってます。


ではでは、また。


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