YZF-R25のシートを自作でアンコ盛り(ハイシート)にしてみた。

YZF-R25 ハイシート アンコ盛りの写真

スポンサーリンク




YZF-R25の中途半端なポジションを改善したい!

ネイキッドのようなポジション

2回目の茂原サーキットでコケてから自分なりに何が原因かを考えたのですが、タイヤが冷えていたことの他に乗車姿勢がフロント寄りじゃないことも関係しているのではないかと思いました。


実際に身長176cmの私が普通にまたがってみると、シートが低すぎるのとハンドル位置が高すぎるため、上半身が起きてしまうネイキッドのようなポジションになっています。


サーキットで安定して曲がるには、重心を前下方向に移動させるのがいいらしいのですが、このポジションのままだと前下方向どころか、左右の重心の移動すらも難しいことがわかりました…。


なので、まずはあんまりコストをかけずに改善出来そうなシートのアンコ盛り(ハイシート化)から取り組んでみたいと思います!



準備したもの。

これが必要なものすべて

シートのアンコ盛りは自作で実施しました。



準備したものは…


①アンコ(座布団中材)

座布団用のスポンジ

バイクのシートを補修する時はウレタンチップがいいらしいのですが、YZF-R25の純正シートは薄くて硬くて座り心地が悪かったので、どうせシートを改造するならこれらも改善しようと考えて座布団中材を使いました。



②接着剤(コニシ G17)

すごく臭いのが欠点

シートとアンコを張り付けするのに使った接着剤。

速乾で強力に張り付いてくれますが、強烈な匂いを発するのが欠点です。使うときは充分に換気しましょう!



③防水用のビニールとレザーシート

防水用

合革シート

アンコを盛った後に防水のために被せる薄いビニールシートとレザーシートです。



④タッカー

借り物

防水用のビニールとレザーシートを固定するタッカーとステープル。


ステープル(針)は長いとシートのスポンジ部分を抜けてしまうので、6mmを使います。



⑤YZF-R25のシート

ベースとなる純正シート

破れてる…

失敗しても戻せるように、破れているため格安でメルカリに出品されていた純正シートを購入しました。(送料含み2,000円だった!)



アンコ盛り!

地道に抜いていく!

まずは純正シートのステープルをマイナスドライバーなどで抜いてレザーを剥がしていきます。


直接書いちゃう!

レザーを剥がしたら、シート部分の寸法を測りアンコを盛る部分を計算します。


股間部分となるところにアンコを盛ると足つき性がものすごく悪くなりそうなので、お尻が乗る座面部分に均等にアンコを足していきます。


こっちにも直接書いちゃう!

ハサミで切った

先ほど測定した寸法より少し大きめに座布団の中材を切り出していきます。細かい調整は後でどうとでもなるので、ここの過程は結構テキトーです!


ボンドをぬりぬり

バタートーストみたいでうまそう(∩´∀`)∩

そしたら接着剤をシートとアンコの両方に塗って張り合わせます。


乾燥中

コニシG17は速乾性があるのですが、しっかりと固定されるようにガムテープでぐるぐる巻きにして24時間ぐらい乾燥させました。


かたつむりみたい

試し座りをしてみる

乾燥後、座り心地を確かめるために仮で取り付けして座ってみました。



この状態で高さも足の着き方もいい感じだったのですが、アンコと純正シートのつながりが悪くて、このままレザーを張ると見た目が悪くなりそうだったので、サイド部分に少し中材をプラスしています。


ひたすらチョキチョキする

ここが一番大事な過程

アンコがしっかりとくっついたら、ハサミでシートの形に成形していきます。


丸く違和感ないように…

成形完了!

成形→試し座り→成形→試し座りを繰り返して、最終的な成形が終わったら、防水シートを貼っていきます。


0.8mm

防水シートはアンコに水が染みこまないようにするため

レザーシートは完全防水ではないため、雨や洗車のたびに少しずつ水が中のアンコに染みこんでしまうので、これを防ぐためにビニールシートを貼ります。

タッカーさん参上!

ビニールシートはシワにならないように伸ばしながらタッカーで貼っていきます。


下手くそな針の跡(*´ω`*)

なんとか完成!

はじめてなんでキレイとはいきませんでしたが、なんとかビニールの貼り付けが完了しました。


セロハンテープでごまかしたww

シワシワ

ここも( ´艸`)

カーブがきついところはシワになってしまいましたが、この上からレザーを貼るので良しとしましょう(笑)


ここからが本番

足も使っちゃう!

そしてここからが仕上がりがモロに出てしまうレザーの貼り付けです。


少しずつ固定していく

シワやたるみは外から見えないシートの裏側に来るように、おもいっきりひっぱりながらタッカーで少しずつ貼り付けしていきます。


こんなに曲がりがきつくても…

おもいっきり引っ張っていけばここまでイケる!

レザーシートは結構伸びるので、きついアール部分もおもいっきって引っ張れば、シワもたるみも目だたないぐらいまではイケちゃいます!

裏は汚いが…

見えるところは意外といい感じじゃない?

ステープルの跡と無理やりシワやたるみを隠したので、シート裏面はちょっと汚いですが、見える部分は結構うまくいきました!



アンコ盛りシート取り付け!


 取り付けする前に純正シートと並べてみました。

もっこりしてる

全然違う…

座布団中材の厚み5cmぐらい高くなっているので、並べてみると同じバイクのものとは思えないぐらいです。


パっと見は違和感なし

言わないとわからない

思ったより隙間が出来なくてよかった

ここのレザーのたるみが気になる(/・ω・)/

ところどころ粗いところがありますが、パッと見は違和感ないレベルの完成度ではないかと思っています。

カカトが着かなくなった

足つき性は、今までのシートだと両足がべったり着いて膝も軽く曲がるぐらいだったのが、両足のカカトがが着かないぐらいまでシートの高さがあがっています。


膝の曲がりも楽になった

それとバックステッププレートをいれてから感じていた膝の曲がりも、シートがあがったことでかなり楽になりました。



まとめ。

アンコ盛り試運転

ちょうど紅葉してた(∩´∀`)∩

シートを交換後にテスト走行をしてきました。


だいぶ前寄りポジションになった!

シートがあがったおかげで、自然と前傾ポジションになり荷重移動がしやすくなりました!


また目線が高くなったこともあるのか、体感速度も変わった気がします。(速度が速くなっても怖くなくなった)


座り心地についても座布団中材のおかげか、クッション性がよくお尻に優しい感じです!


これでハンドルが前+下にいけば、よりSSに近い形になりそうですね!


ではでは、また。













スポンサーリンク


0 件のコメント :

コメントを投稿