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どうも、でかじよーです。
バイクを個人売買で購入したら事故車だった話をしたいと思います。
サーキットを走れるバイクが欲しかった…。
そもそもバイクを増車しようと思ったきっかけが、サーキットを走りたかったから。
ゼファーや嫁ちゃんのSV650だと転倒した時に傷付くのが嫌なので、走るなら専用のバイクを安く買ったほうがいいなと思ってしまったのが不幸のはじまりでした…。
このサーキットを走るためのバイクは、ネットの個人売買仲介サイトで探しました。サーキット専用にするつもりでナンバーも保安部品も外す予定だったので、排気量や車検の有無などを考えずに探した結果、たどり着いたのが今回事故車だったYZF-R3。
当時出ていた情報は、
・H28年式
・車検はまだ取ったことがない
・距離が約4,700Km
詳細金額は書きませんが個人売買のYZF-R3の中でも少し安い価格でした。
この情報だけ見ると結構良さげなバイクに見えるでしょ?当時私もすごく気になってしまっていました。
現車を見に行き乗って帰ってきた!
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モザイク無しはダメよ~だめだめ |
そしてついに現車を見に行く約束をしました。場所はイニシャルDで有名なあの県です。
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見えるところのフレームに傷がなかった |
待ち合わせ場所で現車を見えてもらうと外装もすごくきれいで、試乗させてもらったらエンジンの調子もブレーキもきちんと動作しました。またこの時に見える範囲ではフレームやエンジン回りに大きな傷も確認出来ませんでした。
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ミラーのボルトが付いてない( ;´Д`) |
気になったのはミラーのボルトが両側1本ずつ付いていなくてグラグラしていたことと外装と外装の隙間が少し空いていたこと。
この時は転倒履歴があるとオーナーが言っていたしスライダーにも傷があったので、その時にすこし歪んだのかな?でも外装ならすぐ直せるだろ。って簡単に考えてしまいその場で即決してしまいました。
この時の交渉で、
・千葉からもう一度ここまで取りに来るのがイヤなのでこのまま乗って帰る
・名義変更は相手側で実施する。それまでの保証として30,000円預かる(最終的には振込手数料ということで32,000円預けています)
・名義変更に必要な書類をこちらから送る
・個人売買サイトの関係で評価をした後にバイク代が相手に入るが、名義変更が完了してから評価をする旨を伝えた
を決めました。
バイクの個人売買ははじめてでしたが、受け取り評価をするとキャンセル不可となってしまうことを知らなかったので、この時にしなかったことが本当に救いでした…。
バイクを整備しようとカウルを外したら最悪の状況だった…。
無事に交渉も終わり高速を使って千葉県まで帰ってきた次の日、買ったYZF-R3の現状を知りたくて自分で出来る範囲の点検をしようと思ってカウルの取り外しをしました。
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よく見るとこの辺にも隙間があった…(;´・ω・) |
この時にサイドからフロント側へと順番に外していく途中で突然、フレームに固定されているハズのヘッドライトが傾いてきました(;^ω^)
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めっちゃ修正しとる( `ー´)ノ |
ん?なんで??
でヘッドライトの固定場所を追いかけていったらフレームがこの有様…この部分はメータ下ということもあって、カウルを全部外さないと見えないところだっただけに見つけた時はかなりの絶望感でした…。
修正跡からして、もしかしたら結構な事故をしたバイクなのでは?と思ってフロント周りを細かく調べたところ…
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ラジエター潰れ |
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フロントフォーク周辺の交換跡 |
ラジエターの真ん中が思いっきり凹んでいたり、フロントフォーク周りの交換跡を見つけてしまいました。ホーンもボルトが一本付いていないし緩んでいるし…(汗)
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多分メータも交換されてそう |
この状況をいろんな方に見てもらった結果、フロント周り全損クラスの事故をしたものを中古かなんかの部品で無理やり直したバイクっぽいことがわかりました。
メーターについてもコネクタの色が少し違うことから多分交換されているだろうということでした…。
外から見えるところだけはきれいに直しているのですごく悪意を感じます。というかなにも知らなかったとはいえ、こんなバイクで高速道路を100Km以上走行してきたことが後になって怖くなりました…。よく無事に帰れたなぁ…(-_-;)
キャンセル交渉!
あからさまにヤバイところを見つけてしまったし、現状を知ってしまった以上このままでは乗ることも出来ないのでキャンセルの交渉をしました。
交渉はメールや個人売買のサイトを経由しないで直接電話をしました。最初から騙す気で売っているなら教えてくれた電話番号も嘘なんだろうとダメ元で電話をかけたら、きちんと売主につながったので少しだけびっくりしました。
売主にカウルをバラしてうんぬんの説明をしたら「それは知りませんでした。」とのこと。
これは揉めるパターンのやつだ!と思いながらもキャンセルしたい旨を伝えると「わかりました。」とあっさり了承。アレ?
ただここから渋りはじめて、「キャンセルは了承するけどやり方が…」とか「バイクの返送は…」とかはっきりしないのが続いてたので、「陸送はそちらで手配して下さい。陸送費は先日お渡しした預かり金で払って、残金はキャンセル料としてお渡しします!バイクの返送が終わったら個人売買サイトからキャンセル申請します」といってキャンセル交渉を無理やり進めました。
正直言うと事故車をつかまされたこちらが陸送費もキャンセル料も払う必要はないです。
ただこのまま交渉が長引いて車両代と預かり金の両方を取られるよりは、渡してしまっていて帰ってこなそうな預かり金をうまく使うことで早期に解決するほうが得だろう思いました。つまり損切りってやつです!
— でかじよー (@dekajiyo) July 23, 2019
そしてこの小さな損をして大きな得を取る交渉がうまく行き、無事にバイクを送り返して車両のキャンセルの申請も通ることが出来ました(*´ω`*)ヨカッタ
まとめ。
以上が個人売買でバイクを買ったら事故車だった話でした。
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ヘルメットロックのカギがない |
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カギに付いているプレートが変 |
今になって冷静に考えてみるとラジエターの曲がりやフロントフォーク周辺の交換跡、外装が青なのにホイールのリムステッカーが赤いこと、それにヘルメットロックのカギを持っていなかったりメインキーについているプレートが変だったりと怪しいところがいっぱいあったので、いくら見えない場所に修正したところがあるとは言え気付けたのではないかと思っちゃったりしています。
今回のことで失ったものは預かり金の32,000円に高速料金代などを含めると約40,000円ぐらい。だけど今回得た経験は金額以上の経験値になりました。
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やっぱりうちのガレージに3台は無理! |
なによりうちのガレージにバイクを3台置くのはきついことが改めてわかりました。
みなさんも中古のバイクを買うときは充分に気を付けてくださいね!
ではでは、また。
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