外国産カブトムシやクワガタを放してはいけない理由と飼育出来なくなった場合の対処について。

外国産の昆虫を放虫しないで!画像
むし社のポスターより引用

最近では、インターネットの発達や輸入の解禁により外国産のカブトムシやクワガタが簡単に手に入るようになりました。ホームセンターでも売られ、イベントの景品として無料で配られたりと、今では日本産のカブトムシやクワガタのように身近な存在となっています。


私たち昆虫好きにとっては、大変喜ばしいことですが、問題となるのはカブトムシやクワガタに興味がない人の手に渡った時に、飼育が困難なため「かわいそうだから山に逃がしてあげよう」などと、野山に放ってしまうことです。


または、外来種が在来種に与える問題点などをまったく知らない人もいるのかもしれません。


過去にはブラックバスという外来種が在来の魚類を駆逐して増殖をしていることや、逃げたカミツキガメやハクビシンなどの外来種の動物が野生化し、在来種へと影響が出ていることが確認されています。


古来より日本で生息しているカブトムシやクワガタが、今後も安心して暮らせるように、外国産を放虫してはいけない理由と飼育出来なくなった場合の対処法について書いてみました。


外国産カブトムシやクワガタを野山に放虫してはならない理由

次のような困ったことが起こります。
むし社のポスターより引用

①餌が占領されてしまう
ー競争相手になる可能性ー


もともといたカブトムシの餌を奪ってしまう可能性があります。
外国産は寒さに弱いといわれていますが、夏場ではあまり関係ありません。

餌場の無いカブトムシやクワガタや他の昆虫達が生存出来ず、個体数が減ってしまう可能性があります。


②地域差がなくなってしまう
ー遺伝子汚染の可能性ー


放虫されたカブトムシやクワガタが、地元のカブトムシやクワガタと出会い、産地がが違うが同じ種類のため、交尾や産卵が行われてしまいます。
これを「遺伝子汚染」といいます。


現在輸入されて飼育されている種の中には、インド北東部やインドシナ半島、中国や台湾など、日本の気候と大差がなく、大量に放してしまった場合は定着してしまう可能性は十分に考えられます。


最悪、日本のオオクワガタがすべて中国の遺伝子を持った個体となっている…なんてことが起こるかも知れません。

※この記事は、こちらを参考にしています。


飼育出来なくなってしまった場合の対処法

 では、飼育して増えすぎた場合や、引っ越しなどの事情により飼えなくなってしまった場合ですが…


①里親を募集する

1.友達や知り合いなどにあたる

2.インターネットの掲示板を利用する。

インターネットでの里親募集には、
メルカリアッテジモティーなどがおすすめです。

手数料0円で里親を探せます。
※ただメルカリアッテは売却目的では利用出来ません。


②昆虫ショップに売却または引き取ってもらう

カブトムシ・クワガタ専門店のドルクスグッズや石川県にある昆虫卸問屋アリストなど買取りをしているショップさん多数あります。

また、ペットショップなどでも引き取ってもらえるところもあります。



③引き取り先がどうしても見つからない場合

最悪引き取り先が見つからなかったら、あまりオススメしたくないですが、最後の手段として冷凍庫に入れて命を絶ち、標本として残す方法もあります。


最後に

日本のカブトムシやクワガタ…特にクワガタは、日本の各地域の山地性ごとに亜種が分類されていて、このような多様な種がいることは世界的にみても大変貴重だといえます。


そんな貴重な日本のカブトムシやクワガタという財産を破壊しないように、外国産のカブトムシやクワガタを逃がしたり、放したりしないようご協力をお願いします。


ではでは、また。


スポンサーリンク


0 件のコメント :

コメントを投稿